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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻7号

2002年07月発行

文献概要

今月の臨床 頸管無力症と頸管縫縮術

頸管無力症の病態と定義

著者: 森川肇1 寺西明子1

所属機関: 1奈良県立医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.836 - P.839

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はじめに
 医療技術や医療機器の進歩に伴い,未熟児や低出生体重児を救命できるようになったが,何らかの障害を残す率が高いので,可能なかぎり妊娠末期まで妊娠を維持することが望まれる.したがって,流早産の徴候を早期に診断し,治療するばかりでなく,予知や予防が産科医にとって重要な課題となっている.頸管無力症は妊娠中期にみられる習慣流早産の原因の一つであるが,ほとんど症状のないまま頸管の開大が進行するために,処置が遅れて流早産に至ることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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