icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻7号

2002年07月発行

今月の臨床 頸管無力症と頸管縫縮術

頸管無力症の最近の考え方

著者: 金山尚裕1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.840 - P.843

文献概要

はじめに
 頸管無力症は妊娠中期に流産・早産を引き起こす主要な疾患のひとつである.頸管無力症は超未熟児出生を防止する観点から注視すべき疾患である.しかしその原因や病態に対しての研究は少なく,また治療法は頸管縫縮術が主体になるが,その適応や時期に関しても議論が分かれている.頸管無力症の発生頻度は0.05〜1%前後である1).妊娠中期の切迫早産と鑑別が難しい場合がある.経産婦では既往妊娠歴から予想がつくが,前回正常妊娠例や初産例では妊娠中期の4週間毎の妊婦検診では手遅れになることがあり,経腟超音波による早期診断が検討されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら