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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻7号

2002年07月発行

今月の臨床 頸管無力症と頸管縫縮術

標準的頸管縫縮術の術式と選択

著者: 安田允1 種元智洋1 堀江裕美子1 三沢裕子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科

ページ範囲:P.862 - P.867

文献概要

はじめに
 頸管無力症は流早産の原因の一つで,古くは妊娠中期に明らかな原因がなく,無症状に子宮頸管が展退・開大し流単産へ進行する疾患とされていたが,最近ではいわゆる早期頸管熟化症の一つであると認識されている.
 本疾患の診断基準は定まっていないが,内診所見,既往症,経腟超音波所見を併用することが大切である.また原因の一つに絨毛膜羊膜炎や頸管炎などの感染が予後因子となるため,感染症や子宮収縮の抑制などの術前・術後の管理は大切となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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