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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻7号

2002年07月発行

連載 OBSTETRIC NEWS

カラードップラーによる羊水量測定

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.905 - P.905

文献概要

 羊水量測定が妊娠および分娩管理にルチーンに採用されるようになってから約15年が経過している.普及に伴ってほかに異常がない場合の羊水過少症の取り扱い,羊水指数(AFI)を採用した場合のカットオフは5cmで適切か,AFIによって診断した羊水過少症は真に分娩前および分娩中の胎児および妊娠予後不良と関連があるのかなどの幾つかの問題が発生している.AFIは臍帯および胎児小部分を含まない羊水ポケットの総和によって計算される.したがって,臍帯が描出されるカラードップラーを使用すると計測値の正確度はグレイスケールの超音波を採用し計測した値よりも信頼度は高そうである.
 Bukowskiら(テキサス大学ガルベストン校)は,カラードップラー(CD)を使って計測したAFIによる羊水過少症は,グレイスケール(GS)の超音波によって計測したAFIによる羊水過少症と同様に扱ってよいのかどうかを検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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