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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻8号

2002年08月発行

文献概要

連載 Estrogen Series・53

ホルモン療法は本当に心臓病を予防するか?

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1024 - P.1025

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 ホルモン療法は冠動脈疾患を予防すると長い間考えられてきた.また,そのように推定するだけの「根拠」や臨床的観察も存在したのである.最近,初めての大規模ランダム試験の結果が1998年に発表された1).その結果,更年期後のホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)が必ずしも冠動脈疾患の発生を保護しないことが示された1).これらの新しいデータを受けて,米国心臓病協会(American Heart Associa—tion:AHA)は新しい「推奨(recommendations)」を発表した2).今回はそれに関するLancet誌のコメンタリーをご紹介したい.以下,その要約.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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