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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻8号

2002年08月発行

原著

Male to female transsexuals(性同一性障害)のホルモン療法の現状

著者: 菊池由加子1 中塚幹也12 小西秀樹1 羽原俊宏1 野口聡一1 工藤尚文12

所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科学教室 2岡山大学ジェンダークリニック

ページ範囲:P.1030 - P.1035

文献概要

 性同一性障害のうちmale to female trans—sexuals(MTF)症例(身体的性は男性であるが性の自己認識は女性)の治療は,女性ホルモン投与が主体であり,産婦人科で行われる機会も多い.そこで,われわれの経験したMTFの77症例のホルモン療法の状況を検討した.
 初診時にすでに過半数の症例が非公式なホルモン療法を受けていた(治療群:n=42,平均4年4か月/未治療群:n=35).ホルモン剤の入手方法はインターネットでの購入が最多で,ついで産婦人科医院であった.経口投与,注射がほとんどで,経皮投与は少数であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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