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症例
腹腔鏡下手術後の妊娠中に発生したイレウスの2例
著者: 松原英孝1 伊藤誠1 西迫潤1 野村祐久1 千原啓1
所属機関: 1聖霊病院産婦人科
ページ範囲:P.1036 - P.1039
文献購入ページに移動今回筆者らは腹腔鏡下付属器摘出術施行後の妊娠中に発生したイレウスを2例経験したので報告する.[症例1]27週時に絞扼性イレウスにて回腸部分切除を行ったが,イレウスが再発し30週3日に帝王切開とイレウス解除を行った.[症例2]9週時に絞扼性イレウスにてイレウス解除術を行い軽快・退院.20週時にイレウスが再発したが,イレウスチューブ挿入,保存的治療が奏効し39週6日に経腟分娩に至った.いずれの症例も母児ともに経過良好である.
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