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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の臨床 妊婦健診のピットフォール 初期健診のピットフォール

6.胎児異常の初期チェックポイント

著者: 関谷隆夫1 中沢和美1 千原啓2

所属機関: 1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院産婦人科 2社会福祉法人精霊会精霊病院産婦人科

ページ範囲:P.1088 - P.1096

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はじめに
 高周波探触子の出現は,妊娠初期からの胎芽(児)の詳細な観察を可能とした.本法を用いた評価のポイントは,心拍の有無と心拍数,胎児と胎嚢のバランス,頭頸部の形態異常の診断.頸部透明帯(nuchal translucency)をはじめとする先天異常マーカーのチェックであり,解剖学または発生学的知識にもとついた画像所見の評価を行う必要がある.
 本稿では妊娠初期のチェックポイントとピットフォールについて述べるが,まず超音波診断を行う上で必要な妊娠初期胎児の発生と画像としての描出時期を示す(図1)1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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