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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の臨床 妊婦健診のピットフォール 中期健診のピットフォール

4.胎盤位置診断は正しいか

著者: 市塚清健1 佐々木康2 岡井崇1

所属機関: 1昭和大学医学部産婦人科学教室 2東芝病院産婦人科

ページ範囲:P.1118 - P.1121

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はじめに
 前置胎盤,低置胎盤の診断は胎盤と組織学的内子宮口の位置関係に基づきなされる.したがって,これらの診断には経腟超音波断層法検査(経腟超音波検査)が最も有用であり,現在はほとんどの例で無症候の時期に診断をつけることが可能となっている.診断をつける際には,検査の時期および子宮峡部と子宮頸部の妊娠経過に伴う変化の理解が必要である.ここでは正常な子宮峡部,子宮頸部について述べた後,経腟超音波検査による前置胎盤,低置胎盤の診断とそのピットフォールについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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