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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科56巻9号

2002年09月発行

連載 Estrogen Series・54

健康な更年期後女性におけるエストロゲン+プロゲステロンの併用に伴う危険と利点

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1156 - P.1157

文献概要

 今回は,最近JAMA誌に発表されたエストロゲン+プロゲステロン(ここでは,以後,E+Pと記載する)の併用に伴うrisks and benefitsに関する論文をご紹介したい.また,これに引き続いて,同論文に関する同誌のeditorial,さらにACOGの立場や推薦をのちにご紹介したい.この論文は,当初の計画では8年半を要する“Womens� Health Initiative RandoimizedControl Trial”と名づけられた前方視的研究であるが,5年を経た時点でその結果の概要が明らかになり,危険の大きさが明瞭となってきたので,研究の全体が終了するのを待たず,あえて緊急に発表されたものである.この結論は大規模RCTの結果であるために,十分な根拠と説得力をあわせ持つ.その証拠能力は従来の観察的研究よりはるかに大である.以下は論文の最初に置かれた要約を翻訳したものである.なお,本論文の全文はwww.jama.comにて容易に入手することができる.
 この調査研究はE+Pの使用に関するもので,エストロゲン単剤によるものではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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