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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻1号

2003年01月発行

今月の臨床 婦人科がん検診

正診率向上のための要点

3.子宮体癌 2)見逃しやすい初期病変

著者: 山本嘉一郎1

所属機関: 1近畿大学医学部堺病院産婦人科

ページ範囲:P.60 - P.63

文献概要

はじめに

 本邦における子宮体癌検診は,昭和62年の第二次老人保健法において事業に追加され,全国規模での実施が開始された.検診対象者は子宮頸癌検診受診者のうち,問診などの結果6か月以内に不正性器出血を訴えたことのある者で,(1)年齢50歳以上の者,(2)閉経以後の者,(3)未妊婦であって月経不規則の者,のいずれかに該当する者(ただし,この条件に該当しない場合であっても,医師が必要と認める場合には実施する)と定められている.このように検診対象者を限定することは重要であるが1~4),初期癌の発見には症状のない閉経以後の女性を対象とした検診も必要である5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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