文献詳細
連載 総説
文献概要
はじめに
帝王切開(以下,帝切)創部妊娠はきわめて稀な疾患であるが,first trimesterで子宮破裂や大量出血に至る可能性が高いため,早期診断が必要とされる.しかし,本疾患の診断については,症例が少ないこともあり現時点で確立したものはない.今回われわれは,経腟超音波およびMRI所見により術前診断し,腟式子宮切開除去術により子宮温存が可能であった帝切創部妊娠の稀な1例1)を経験した.本症例の画像・臨床所見および文献的考察より,本疾患の診断について検討を行い,若干の知見を得たので報告する.
帝王切開(以下,帝切)創部妊娠はきわめて稀な疾患であるが,first trimesterで子宮破裂や大量出血に至る可能性が高いため,早期診断が必要とされる.しかし,本疾患の診断については,症例が少ないこともあり現時点で確立したものはない.今回われわれは,経腟超音波およびMRI所見により術前診断し,腟式子宮切開除去術により子宮温存が可能であった帝切創部妊娠の稀な1例1)を経験した.本症例の画像・臨床所見および文献的考察より,本疾患の診断について検討を行い,若干の知見を得たので報告する.
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