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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻11号

2003年11月発行

文献概要

連載 OBSTETRIC NEWS

早産と満期前破水 : 管理の新しい話題

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.1456 - P.1459

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 真の陣痛と偽陣痛を鑑別するのは難しいことがあり,早発陣痛を的確に診断するのが困難な症例にしばしば遭遇する.最近の米国産婦人科学会(ACOG)発行の患者教育用パンフレット「早産」には,「早発陣痛か否かは頸管の変化があるときにのみ診断できる.Braxton Hicks contractions(偽陣痛)は,痛みを感じ規則正しいことがあるが,通常は1時間以内に,または臥床で消失する.子宮収縮が1時間以上,1時間に6回を超える場合に外来受診する」と記載されている(ACOG Patient Education. October 2002).

 数々の診断手技が紹介され,その中の幾つかは臨床応用されている.それらの陰性的中度の信頼度は高いが,陽性的中度は低いこと,長期間妊娠週数を延長させることができる介入方法がないことから,早産の予防は産科医にとっての大きなchallengeとなっている[ACOG today 48(3): 1, 2003].

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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