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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻12号

2003年12月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科がん治療の難題を解く―最新のエビデンスを考慮した解説 子宮頸がん

4.術後放射線照射のエビデンスは?

著者: 宇野隆1 磯部公一1 伊東久夫1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院放射線腫瘍学

ページ範囲:P.1494 - P.1497

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はじめに

 子宮頸癌に対する術後放射線治療は,主として術後の病理組織学的検索を基に,予後不良とされる因子を持つ症例を選んで,経験的に施行されてきた.そのため,術後照射の有用性を支持する根拠のほとんどは,遡及的研究結果によるものであり,よく計画された前向き臨床試験の結果に基づくレベルの高いエビデンスは少ない.したがって,術後照射を行うことによって最終的に患者の予後が改善するかどうかは,いまだに明らかではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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