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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻12号

2003年12月発行

文献概要

連載 Estrogen Series 58

『WHIから派生したWHIMSの分析結果 : エストロゲン+プロゲステロンの認知機能全般に及ぼす影響について』

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1568 - P.1569

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 WHI(Women's Health Initiative)は大規模なランダムコントロール試験(RCT)で,エストロゲン+プロゲステロン(E+P)に関する部分は試験途中に「停止ライン」を超えたために,中止となった.その結果は昨年7月に米国医師会雑誌(JAMA)に掲載され,全世界にショックを与えた.

 WHIの結果を要約すると,「エストロゲン+プロゲステロンの混合投与は,冠動脈疾患,浸潤性乳がん,脳卒中,肺塞栓のリスクを増加させる.これらのリスクをそれにより得られる大腸・結腸癌の減少や大腿骨骨折の減少といった利益とを比較するとリスクのほうが大である」というものである(本Estrogen Series No.54参照).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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