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今月の臨床 産婦人科診療における心のケア 思春期・生殖医療
4.不妊症
著者: 森岡由起子1 佐藤奈緒子1
所属機関: 1山形大学医学部看護学科
ページ範囲:P.151 - P.155
文献購入ページに移動はじめに
生殖補助医療について継続した検討を行っている厚生科学審議会は,本年5月に,不妊と向き合う人々の心理,不妊カウンセラーの役割,小児保健からみた生殖補助技術を受ける夫婦と産まれた子の心のケアについてのヒアリングを実施した.また10月に日本看護協会の不妊看護認定看護師教育課程がスタートし,11月には不妊カウンセリング学会が立ち上げられるなど,この領域での心理的ケアの必要性がかなり以前から指摘されていたが,ようやく不妊症治療とその結果妊娠出産にいたる人々のケアのあり方と,カウンセリングなどの支援が公に検討され具体的に実施されるようになってきている.
生殖補助医療について継続した検討を行っている厚生科学審議会は,本年5月に,不妊と向き合う人々の心理,不妊カウンセラーの役割,小児保健からみた生殖補助技術を受ける夫婦と産まれた子の心のケアについてのヒアリングを実施した.また10月に日本看護協会の不妊看護認定看護師教育課程がスタートし,11月には不妊カウンセリング学会が立ち上げられるなど,この領域での心理的ケアの必要性がかなり以前から指摘されていたが,ようやく不妊症治療とその結果妊娠出産にいたる人々のケアのあり方と,カウンセリングなどの支援が公に検討され具体的に実施されるようになってきている.
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