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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻2号

2003年02月発行

今月の臨床 産婦人科診療における心のケア

更年期・老年期

1.更年期女性とうつ症状

著者: 赤松達也1 岡井崇1

所属機関: 1昭和大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.180 - P.183

文献概要

はじめに

 更年期女性の不定愁訴の原因は,加齢による肉体的退行性変化,特に卵巣機能衰退という生殖内分泌学的変化が最も大きな要因と考えられている.内分泌環境の変化は情緒・感情に影響を及ぼし,また心理的ストレスは内分泌変動に関与することも知られている.更年期症状発現の背景には内分泌学的要因以外に心理・社会的要因もしくは精神・神経的な要因も根底に潜んでいる可能性が高い.

 本稿では,更年期の精神神経症状と更年期のうつ症状について産婦人科的視点よりその心因,管理など心のケアについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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