icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻2号

2003年02月発行

連載 臨床試験

HIK1083標識ラテックス凝集反応を用いた頸管粘液による子宮悪性腺腫のスクリーニング法

著者: 本多つよし1 川島茂樹1 石井知恵1 岩本豪紀1 深澤宏子1 奈良政敏1 大森真紀子1 端晶彦1 平田修司1 星和彦1 石井恵子2

所属機関: 1山梨大学医学部産婦人科学講座 2信州大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.225 - P.229

文献概要

●はじめに

 子宮悪性腺腫は子宮頸部腺癌の内頸型に分類され,転移能を有した場合は予後不良である一方,早期発見や手術前に診断を確定させることが困難な腫瘍である.また,この腫瘍の発生機序は腫瘍が産生するムチンの性状から,病理学的には子宮頸管腺細胞の胃型細胞への化生変化と考えられている.

 今回われわれは,この腫瘍が産生するムチンに対する抗体を用いたスクリーニング法として,HIK1083標識ラテックス凝集反応の有用性を検討し,良好な成績が得られたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら