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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻3号

2003年03月発行

文献概要

今月の臨床 母体症候―救急疾患の鑑別と初期対応 分娩時・産褥期の救急症候

5.痙攣・意識障害

著者: 中山摂子1

所属機関: 1愛育病院産婦人科

ページ範囲:P.305 - P.309

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はじめに

 妊娠中に突然,痙攣または意識障害を生じた場合,まず子かん発作を念頭に置く産婦人科医が多いであろう.しかし,子かんの定義にも記されているように子かん発作の診断は除外診断である.妊娠・産褥期には,脳血流の急激な変化から非妊時には発症しなかった疾患が突然発症することもある.また全身疾患の症状の一つとして痙攣,意識障害を生じる時もある.実際にどのような疾患を念頭に置いて診断および治療を進めていくべきか,妊娠中に発症した場合の対応について言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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