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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻3号

2003年03月発行

連載 ここまできた婦人科日帰り手術 3

腹腔鏡下子宮筋腫核出術

著者: 木幡豊1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院産婦人科

ページ範囲:P.318 - P.324

文献概要

1 はじめに

 本シリーズ前号では,湘南鎌倉総合病院産婦人科および日帰り手術センターにおける腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術の術前から術後の管理に至るまでの実際を紹介した1).今回は近年症例が急増している子宮筋腫手術のうち,腹腔鏡下子宮筋腫核出術について,日帰り手術または短期入院手術という視点で紹介したい.

 術式としては,腹腔鏡下に子宮切開,筋腫の核出,子宮壁の縫合,筋腫核の回収のすべての操作を行う腹腔鏡下子宮筋腫核出術(laparoscopic myomectomy : LM)2)と腹腔鏡下に子宮切開,筋腫の核出(一部または全部)を行い腹壁に3~4 cm程度の小切開創を加え直視下に筋腫の摘出や子宮創部の縫合操作を行う腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術(laparoscopically assisted myomectomy : LAM)3)を行っている.

 これらの術式は保険収載されており,入院2割負担での自己負担額は日帰りで約7~8万円,1泊2日で8~9万円程度である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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