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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻3号

2003年03月発行

連載 Estrogen Series 55

『WHI 研究に対する米国産婦人科医会の見解』

著者: 矢沢珪二郎

ページ範囲:P.340 - P.341

文献概要

 本年7月にはWHI研究の報告が米国医師会雑誌(JAMA)に掲載されたが,それに対して米国産婦人科医会(ACOG)は本年8月9日付けでWHI(Womenユs Health Initiative)に対する“反応”を表明した.この発表は各会員にインターネットにより配信されたものである.WHIに関しては本Estrogen Series No.54を参照のこと.

 まず,WHIの概要が説明されている.その中で,次のような指摘が行われている.例えば乳癌の発生率の増加は,はじめの4年を経過するとはじまる.その相対危険度は1.26で,26%の増加である.しかし,個人にとっての危険は決して大きいものではない.絶対数からいえば,10,000 women―yearに対して8名の増加にすぎない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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