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今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方 II. 内分泌 [無月経]
22.体重減少性無月経の対処と処方について教えて下さい.
著者: 甲村弘子1
所属機関: 1大阪樟蔭女子大学
ページ範囲:P.418 - P.420
文献購入ページに移動1 診療の概説
やせていることを礼賛する現代社会の風潮にあっては,若い女性のダイエット願望は非常に強い.「肥満」ではないのに「肥満」であると思い込んだり,「やせ気味」の状態にありながらさらにやせようとする女性が多い.平成10年の国民栄養調査によれば,20歳代の女性の約4割がやせの状態にあった.体重と性機能は密接な関係にあり,性ホルモンが正常に分泌されるためには適量の体脂肪を必要とする.体重が減少すると中枢からの性腺刺激ホルモンの分泌が減少し,無排卵,無月経をきたすことになる.
やせていることを礼賛する現代社会の風潮にあっては,若い女性のダイエット願望は非常に強い.「肥満」ではないのに「肥満」であると思い込んだり,「やせ気味」の状態にありながらさらにやせようとする女性が多い.平成10年の国民栄養調査によれば,20歳代の女性の約4割がやせの状態にあった.体重と性機能は密接な関係にあり,性ホルモンが正常に分泌されるためには適量の体脂肪を必要とする.体重が減少すると中枢からの性腺刺激ホルモンの分泌が減少し,無排卵,無月経をきたすことになる.
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