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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻4号

2003年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方

III. 不妊症 [頸管粘液分泌不全]

63.規則的な排卵はあるものの,頸管粘液分泌不全を認めます.対処と処方について教えて下さい.

著者: 和泉俊一郎1 牧野恒久1

所属機関: 1東海大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.542 - P.543

文献概要

1 診療の概説

 呈示された症例は,「すでに総合的な原因検索のあとに不妊因子として頸管因子のみが原因と断定され,その治療計画を立案する」という設定である.しかし本書には系統的不妊症検査について扱う項目がなく,その点についても一部触れたい.すなわち,不妊症を扱う場合は,原因を1つと断定せず,総合的に治療することを心掛けねばならない.これは治療の経過中であっても必要で,ときに原点にもどり全体像を明らかにする努力が肝要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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