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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻4号

2003年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方

IV. 感染症 [梅 毒]

74.ペニシリンアレルギーがある梅毒患者の対処と処方について教えて下さい.また,治癒判定は何を根拠にすればよいのでしょうか.

著者: 保田仁介1

所属機関: 1松下記念病院産婦人科

ページ範囲:P.566 - P.567

文献概要

1 診療の概説

 梅毒は早期に発見し治療するほど治療期間は短く,また血清反応も早く低下,また陰性化しやすい.また梅毒治療の目的は梅毒トレポネーマを死滅させることであり,梅毒血清反応を陰性化させることではない.半世紀以上にわたりペニシリンが著効し,幸いなことにいまだ耐性トレポネーマの報告はないので,治療はペニシリンをはじめとした有効な薬物の十分量を必要な期間投与することである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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