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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻4号

2003年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方

IV. 感染症 [付属器炎]

76.起炎菌が同定されていない時期における子宮付属器炎の対処と処方について教えて下さい.

著者: 保田仁介1

所属機関: 1松下記念病院産婦人科

ページ範囲:P.570 - P.571

文献概要

1 診療の概説

 付属器炎を中心としたPIDの起炎菌は,腟に常在し上行感染する好気性,嫌気性の細菌による複数菌感染が多い.一方,若年婦人のPIDではSTDの代表であるクラミジアが起炎菌の単独感染で,あるいは混合感染で検出されることも多く,淋菌も増加している.多くは一般細菌をまず対象にして治療を開始するが,クラミジア,淋菌などでは薬剤の使用法が異なるので治療前の細菌検査は必ず行い,また症状が軽快しても再診させることが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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