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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻4号

2003年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方

V. 腫瘍 [癌性疼痛]

92.終末期のがん性疼痛に対するモルヒネ製剤の処方について教えて下さい.

著者: 安水洸彦1

所属機関: 1NTT東日本関東病院産婦人科

ページ範囲:P.612 - P.613

文献概要

1 診療の概説

 モルヒネは古くよりがん性疼痛の緩和に用いられていた.しかし,がん性疼痛に対する標準的治療薬として世界的に認知されたのは,モルヒネをキードラッグとする「WHO方式によるがん疼痛治療法」が発表されてからである.この治療法の優秀性はすでに世界的規模で立証され,わが国でも日本緩和医療学会・がん疼痛治療ガイドライン作成委員会の編集によるWHO方式に基づいた「がん疼痛治療ガイドライン」が上梓されている1).このガイドラインの概略はがん治療学書だけでなく,一般的な臨床書の多くにも掲載されているので入手も簡単であろう.本稿も同ガイドラインに則って述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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