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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻6号

2003年06月発行

文献概要

今月の臨床 ホルモン補充療法を再考する HRTの将来展望

2.ホルモン剤投与の工夫―投与スケジュール

著者: 樋口毅1 田中幹二1 水沼英樹1

所属機関: 1弘前大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.836 - P.839

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はじめに

 閉経周辺期以降の女性におけるエストロゲン欠落に起因する種々の症状の緩和やエストロゲンの慢性的な欠乏により発症する骨粗鬆症などの疾患の予防,治療にホルモン補充療法(以下,HRT)がきわめて有効であることが示されている.しかしながら,HRTの効果を持続させるためにはHRTによる子宮出血や,発癌などに対する危険性をいかに減らすかが重要であり,そのうえで個々の症例の背景を考慮したテイラーメイドメディシンの導入が必要である.これらを行うことが患者のQOLおよび投与に対するコンプライアンスの向上につながると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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