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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻6号

2003年06月発行

原著

子宮摘出後に生じた卵巣腫瘍症例の臨床的検討

著者: 朝野晃1 早坂篤1 藤田信弘1 和田裕一1

所属機関: 1国立仙台病院産婦人科

ページ範囲:P.858 - P.862

文献概要

はじめに

 子宮摘出術後に卵巣腫瘍が発生することはしばしば経験されるが,その腫瘍が悪性腫瘍のこともある.卵巣悪性腫瘍の進行例は,現在でも予後不良な疾患であり,子宮摘出時にどのような場合に正常な卵巣を摘出するかどうか迷うことがある.また,子宮摘出後に発生した卵巣癌に関する報告も少ない1~13).今回,子宮摘出後に発生した卵巣腫瘍,特に悪性腫瘍の臨床的な特徴を明らかにすることを目的とし,子宮摘出時の卵巣摘出の適否について当科で経験した症例を検討し文献的に考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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