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今月の臨床 妊娠と免疫 自己免疫疾患合併妊娠
3.橋本病とバセドウ病
著者: 網野信行1
所属機関: 1大阪大学大学院生体情報医学
ページ範囲:P.1082 - P.1087
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自己免疫性甲状腺疾患,すなわち橋本病とバセドウ病は20~30歳代の女性にしばしばみられるため,妊娠の経過に影響を及ぼしうる合併症として重要である.逆に妊娠によって甲状腺機能が影響を受け,橋本病,バセドウ病の臨床経過が変化することもわかっている.また出産後には,全産後女性の約20人に1人に何らかの甲状腺機能異常が生じる.
自己免疫性甲状腺疾患,すなわち橋本病とバセドウ病は20~30歳代の女性にしばしばみられるため,妊娠の経過に影響を及ぼしうる合併症として重要である.逆に妊娠によって甲状腺機能が影響を受け,橋本病,バセドウ病の臨床経過が変化することもわかっている.また出産後には,全産後女性の約20人に1人に何らかの甲状腺機能異常が生じる.
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