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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻9号

2003年09月発行

連載 症例

腟内異物の上行性感染により卵管留膿腫を呈した1例

著者: 片山博子1 横田美幸1 梅岡弘一郎1 吉本勲1 草薙康城1 越智博1 伊藤昌春1

所属機関: 1愛媛大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1220 - P.1223

文献概要

はじめに

 思春期の腟内異物は,性行為の多様化に伴い起こるものが多いといわれているが,小児期の腟内異物も臨床上稀には遭遇する.小児においては,異物挿入の目的意識がなく,問診時,異物挿入を訴えないことがほとんどであり,また婦人科的診察が困難で異物の発見が遅れることがある1).今回,約7年間発見されず,腟内異物の上行性感染により卵管留膿腫を呈した稀な症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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