icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科57巻9号

2003年09月発行

連載 症例

帝王切開術後に発生した腹壁子宮内膜症の1例

著者: 泉徳子1 日高隆雄2 今井敏啓1 中村隆3 斎藤滋2

所属機関: 1厚生連滑川病院産婦人科 2富山医科薬科大学産科婦人科学教室 3厚生連滑川病院外科

ページ範囲:P.1229 - P.1233

文献概要

はじめに

 子宮内膜症とは,子宮内膜様組織が異所性に発生・増殖することにより起きる疾患である.一般に子宮,卵巣など骨盤内に発生するが,稀に皮膚や腸管など他臓器にも認められることがある.帝王切開術後などの腹壁瘢痕部に生じる腹壁子宮内膜症は非常に少なく,0.03~0.45%1, 2)の頻度とされており,術前診断に困難を要することもある.今回われわれは,帝王切開術後の腹壁瘢痕部に発生した腹壁子宮内膜症症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら