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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻1号

2004年01月発行

今月の臨床 周産期の感染症―管理と対策

垂直感染の管理と対策

8.梅 毒

著者: 武内享介1

所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科成育医学講座 女性医学分野

ページ範囲:P.69 - P.71

文献概要

病原体

 梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum : Tp)を病原体とする全身性,慢性感染症である.Tpは細菌に分類され,スピロヘータ科,トレポネーマ属に属する.形態学的には,長さ6~20 mm,直径0.1~0.2 mmの活発に回転や屈曲を行う微生物である.温度や湿度といった環境の変化に弱く,殺菌剤で簡単に死滅する.1998年に全ゲノムのDNA配列が決定された1).現在までペニシリン耐性株出現の報告はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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