文献詳細
今月の臨床 周産期の感染症―管理と対策
垂直感染の管理と対策
文献概要
病原体
梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum : Tp)を病原体とする全身性,慢性感染症である.Tpは細菌に分類され,スピロヘータ科,トレポネーマ属に属する.形態学的には,長さ6~20 mm,直径0.1~0.2 mmの活発に回転や屈曲を行う微生物である.温度や湿度といった環境の変化に弱く,殺菌剤で簡単に死滅する.1998年に全ゲノムのDNA配列が決定された1).現在までペニシリン耐性株出現の報告はない.
梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum : Tp)を病原体とする全身性,慢性感染症である.Tpは細菌に分類され,スピロヘータ科,トレポネーマ属に属する.形態学的には,長さ6~20 mm,直径0.1~0.2 mmの活発に回転や屈曲を行う微生物である.温度や湿度といった環境の変化に弱く,殺菌剤で簡単に死滅する.1998年に全ゲノムのDNA配列が決定された1).現在までペニシリン耐性株出現の報告はない.
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