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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻10号

2004年10月発行

今月の臨床 ここが知りたい─婦人科がん化学療法

子宮頸がん

4.子宮頸部腺がんの化学療法は何を選ぶか

著者: 中原健次1 早坂直1 倉智博久1

所属機関: 1山形大学医学部発達生体防御学講座女性医学分野(産科婦人科)

ページ範囲:P.1224 - P.1227

文献概要

子宮頸部腺癌の化学療法

一般に,子宮頸部腺癌(頸部腺癌)は扁平上皮癌より予後が非常に悪いとされている.その理由として,①初期病変の細胞診断が難しく早期発見が困難なこと,②早期にリンパ節転移が認められ,かつリンパ節転移陽性例の予後がとくに悪いこと,③放射線感受性が低いものが多く,放射線治療が扁平上皮癌に対するほど効果的でないこと,などが挙げられる.そこで予後向上を目指して化学療法が期待されているが,症例数も少ないことから報告も少ない.ここでは過去からの報告例をまとめ,提言を行いたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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