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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻10号

2004年10月発行

文献概要

連載 Dos&Don'ts婦人科当直の救急診療ガイド・5

[性器出血を伴うもの]過長・過多月経

著者: 山内和幸1

所属機関: 1千鳥橋病院産婦人科

ページ範囲:P.1289 - P.1291

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[1] 初療のチェックポイント

産婦人科の外来では,月経異常を訴えて受診する患者は多く,婦人科当直としては,過長・過多月経の診断とその対応についての知識は重要である.産科婦人科用語解説集では,過多月経とは月経の出血量が異常に多いもので,150 ml以上と定義されている1).現実的には月経量の客観的な評価は困難で,凝血塊の排出の有無や生理用ナプキンをどの程度用いるかで判断する.また,過長月経とは出血日数が8日以上続くもので,過多月経では過長月経を伴うことも多い.原因としては器質的疾患,機能的疾患,医原的疾患,内科的疾患の順に整理して考えるとよい(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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