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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻11号

2004年11月発行

今月の臨床 症例から学ぶ前置胎盤

前置胎盤における癒着胎盤

1.癒着胎盤の超音波診断

著者: 横田明重1 中井章人1

所属機関: 1日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科

ページ範囲:P.1351 - P.1353

文献概要

はじめに

前置胎盤は帝王切開時に大量出血を起こしやすい危険な産科合併症である.また,癒着胎盤はそれだけで大量出血,胎盤遺残,子宮内感染などを引き起こす恐れのある状態である.前置胎盤に癒着胎盤を合併した場合には帝王切開時に大量出血をきたし,子宮全摘を余儀なくされることが多く,術前の準備,インフォームド・コンセントのうえでも術前診断が重要となる.術前診断には外来でも可能で頻回に施行しても侵襲が小さい超音波断層法が非常に有用である.そこで本稿では,前置・癒着胎盤の超音波診断について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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