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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻12号

2004年12月発行

文献概要

今月の臨床 症例から学ぶ子宮内膜症─子宮内膜症を侮るな 症例から学ぶ

3.水腎症を伴った腸管・尿管子宮内膜症の1例

著者: 島貫洋人1 武内裕之1 木下勝之1

所属機関: 1順天堂大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1449 - P.1453

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はじめに

子宮内膜症はいずれの臓器にも発生しうる.卵巣,卵管などの内性器のみならず,稀ではあるが直腸,尿管,横隔膜,肺などにも認められることがあり,経過によっては難治性で,再発を繰り返し,まさに“悪性新生物”を思わせる臨床経過を呈することもある.

われわれが経験した,月経困難症と左背部痛を訴え,臨床的子宮内膜症と診断されて年余にわたり保存的療法を施行された症例を腹腔鏡にて腸管・尿管内膜症と診断し,GnRHアゴニスト(GnRHa)5コース投与後に,開腹手術を施行し病巣を完全に摘出しえた1例を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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