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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻12号

2004年12月発行

今月の臨床 症例から学ぶ子宮内膜症─子宮内膜症を侮るな

癌化を視野に入れた子宮内膜症の管理

著者: 小畑孝四郎1 小池英爾2 星合昊2

所属機関: 1近畿大学医学部奈良病院産婦人科 2近畿大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1481 - P.1485

文献概要

はじめに

卵巣癌における卵巣子宮内膜症の合併頻度に関する病理組織学的な検討から,卵巣子宮内膜症が卵巣明細胞腺癌や卵巣類内膜腺癌の発生母地となっている可能性が注目され,さらに,癌抑制遺伝子の1つであるPTEN遺伝子の異常が卵巣類内膜腺癌への癌化に関与している可能性がいわれるなど,子宮内膜症の癌化がクローズアップされている.したがって,子宮内膜症は単なる良性疾患ではなく,前癌病変に似た性格を持つ疾患として取り扱わなければならない.そこで,癌化を視野に入れた子宮内膜症の管理について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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