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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科診療とリスクマネージメント

病院におけるリスクマネージメント体制

著者: 杉本充弘1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター産婦人科

ページ範囲:P.126 - P.129

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はじめに

 医療における安全の確保は,従来,医師をはじめとする医療者個人の責任で行われてきた.それは,医療者がそれぞれの専門的な知識と技術を用いて,個別にサービスを提供するという特性から,安全の確保も個人の責任とされたからである.しかし今日の医療は,多様な職種からなる「人」,医薬品や医療用具などの「物」,医療機関という「組織」の3要素に,組織を運用する「ソフト」を含めた「システム」として提供される仕組みに変貌している.したがって,医療者個人の安全確保の努力に加えて,「システムとしての安全性」の観点から問題を検討し,改善する努力が医療機関に求められている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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