文献詳細
文献概要
連載 病院めぐり
岩手県立中央病院
著者: 鈴木博
所属機関:
ページ範囲:P.218 - P.218
文献購入ページに移動 岩手県は,四国4県に匹敵する広大な面積に人口わずか142万人.過疎地を抱える県土で中心となって医療を担っているのが27もの県立病院であり,その数は2位の新潟県の15病院を引き離し,全国一多い.27病院の中心施設として全県域を診療圏に,高度医療・地域支援などの役割を果たすのが岩手県立中央病院である.県立病院の発足は1933年(昭和8年)にさかのぼり,1987年(昭和62年)3月に730床の新病院が完成した.
創業の精神は「県下にあまねく医療の均てん(=あらゆる生き物に雨露の恵みが等しくゆきわたること)をはかる」.つまり,県下のどこに居住しても等しく医療が受けられることが基本だ.医師不足に悩みつつも,全県立病院がネットワークを構築し,年間5,500回の診療応援で相互補完している.
創業の精神は「県下にあまねく医療の均てん(=あらゆる生き物に雨露の恵みが等しくゆきわたること)をはかる」.つまり,県下のどこに居住しても等しく医療が受けられることが基本だ.医師不足に悩みつつも,全県立病院がネットワークを構築し,年間5,500回の診療応援で相互補完している.
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