文献詳細
今月の臨床 不正出血の患者が来たら
年齢とreproductive stageで考える
文献概要
はじめに
不正性器出血の診断は,基本的には機能性出血と器質性出血を鑑別することからはじまる.この場合,年齢やreproductive stageにより考えるべき疾患の原因や頻度が異なってくる.一方,更年期に起きる不正性器出血は,更年期出血といわれる機能性出血の頻度が高いといわれるが,この時期は,悪性腫瘍をはじめとした腫瘍性病変の好発年齢に当たり,また,頻度は低いものの妊娠由来の出血の可能性も否定できない時期でもあるので,更年期女性ではあらゆる可能性を念頭に診断を進めなければならない.
不正性器出血の診断は,基本的には機能性出血と器質性出血を鑑別することからはじまる.この場合,年齢やreproductive stageにより考えるべき疾患の原因や頻度が異なってくる.一方,更年期に起きる不正性器出血は,更年期出血といわれる機能性出血の頻度が高いといわれるが,この時期は,悪性腫瘍をはじめとした腫瘍性病変の好発年齢に当たり,また,頻度は低いものの妊娠由来の出血の可能性も否定できない時期でもあるので,更年期女性ではあらゆる可能性を念頭に診断を進めなければならない.
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