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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻3号

2004年03月発行

今月の臨床 不正出血の患者が来たら

年齢とreproductive stageで考える

4.更年期

著者: 坂本知巳1 水沼英樹1

所属機関: 1弘前大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.254 - P.257

文献概要

はじめに

 不正性器出血の診断は,基本的には機能性出血と器質性出血を鑑別することからはじまる.この場合,年齢やreproductive stageにより考えるべき疾患の原因や頻度が異なってくる.一方,更年期に起きる不正性器出血は,更年期出血といわれる機能性出血の頻度が高いといわれるが,この時期は,悪性腫瘍をはじめとした腫瘍性病変の好発年齢に当たり,また,頻度は低いものの妊娠由来の出血の可能性も否定できない時期でもあるので,更年期女性ではあらゆる可能性を念頭に診断を進めなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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