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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻3号

2004年03月発行

文献概要

連載 ここまできた婦人科日帰り手術 10

婦人科日帰り手術の援助とケアのポイント

著者: 長谷川充子1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院産婦人科

ページ範囲:P.317 - P.319

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[1] はじめに

 医学の進歩により,日帰りの手術が多くの病院で行われるようになってきた.手術前,手術後に入院という形をとらず,手術もトラブルなく麻酔から覚醒し,食事摂取ができ,1人で歩行が可能となれば24時間以内に退院することを日帰り手術(デイサージャリー : 以下,DS)と呼ぶ.術前・術後の管理を自宅で行うことになるため,術前のインフォームド・コンセントや術後の家庭での過ごし方の指導をするケアコーディネータが必要となる.手術当日に帰宅することで不安を訴える患者,家族もいて入院を希望することもあるが,そのような人達の不安を解消し,安心して自宅療養できるように看護師はサポートしている.

 当院で行われている主なDS手術は,(1)腟前壁形成術,(2)腟後壁形成術,(3)子宮内容物掻爬術,(4)腹腔鏡補助下腹式付属器摘出術,(5)腹腔鏡補助下腹式嚢腫摘出術,(6)腹腔鏡下嚢腫摘出術,(7)円錐切除術,(8)付属器摘出術である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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