文献詳細
今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス
I.無痛分娩の概要 無痛分娩の目的と効用
文献概要
1 陣痛からの解放
無痛分娩の第一の目的が「子宮収縮に伴う痛み(陣痛)から解放される」ことであるので,痛みがネガティブなイメージの妊婦,あるいは痛みによって興奮状態(極度の場合はいわゆる錯乱分娩)になる場合は無痛分娩が効果的である.痛みによって全身が硬直したりする場合は産道をかえって狭めてしまったり,子宮口が十分に開いていない場合は子宮内圧が不必要に上昇するため痛みは増強する一方である.このため,このような痛みの閾値の低い妊婦には無痛分娩が適しているといえる.
無痛分娩の第一の目的が「子宮収縮に伴う痛み(陣痛)から解放される」ことであるので,痛みがネガティブなイメージの妊婦,あるいは痛みによって興奮状態(極度の場合はいわゆる錯乱分娩)になる場合は無痛分娩が効果的である.痛みによって全身が硬直したりする場合は産道をかえって狭めてしまったり,子宮口が十分に開いていない場合は子宮内圧が不必要に上昇するため痛みは増強する一方である.このため,このような痛みの閾値の低い妊婦には無痛分娩が適しているといえる.
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