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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス

I.無痛分娩の概要 無痛分娩の目的と効用

4.無痛分娩の効用について教えて下さい.

著者: 奥富俊之1

所属機関: 1北里大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.368 - P.369

文献概要

1 陣痛からの解放

 無痛分娩の第一の目的が「子宮収縮に伴う痛み(陣痛)から解放される」ことであるので,痛みがネガティブなイメージの妊婦,あるいは痛みによって興奮状態(極度の場合はいわゆる錯乱分娩)になる場合は無痛分娩が効果的である.痛みによって全身が硬直したりする場合は産道をかえって狭めてしまったり,子宮口が十分に開いていない場合は子宮内圧が不必要に上昇するため痛みは増強する一方である.このため,このような痛みの閾値の低い妊婦には無痛分娩が適しているといえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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