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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス

II.硬膜外麻酔分娩の概要 硬膜外麻酔と分娩

15.なぜ硬膜外麻酔が分娩に一番適しているといえるのですか.

著者: 甘彰華1

所属機関: 1神奈川県警友会けいゆう病院産婦人科

ページ範囲:P.395 - P.397

文献概要

1 はじめに

 分娩という生理現象を自然のまま経過をみた場合,医学的にどのような生理的変化が母児に問題であり,それに対して麻酔分娩を行うことの意義が何であるのか.さらに無痛分娩には種々の方法があるが,硬膜外麻酔が分娩に一番適している理由は何かということになる.

 その前に,分娩の主体者である産婦の立場で考えた場合,この設問に対する判断は産婦が帰属している社会で長い間かかって培われた風俗,慣習,価値感や倫理感,すなわちその社会の持つ経済・文化的背景をも考慮しなければならないが,今回は医学的観点から話を進める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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