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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス II.硬膜外麻酔分娩の概要 硬膜外麻酔分娩を行うための設備と体制

23.大学病院ではどうしていますか.

著者: 天野完1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.412 - P.413

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1 はじめに

 北里大学病院では1971年の開院以来,麻酔分娩(無痛分娩)による分娩管理を行っている.当初はいわゆるバランス麻酔が中心であったが,1980年代より持続腰部硬膜外麻酔を導入し,1990年代からは第一選択の方法としている.従来の間欠投与法から低濃度局麻薬とオピオイド併用による持続投与法に切り替え,脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔(combined spinal epidural analgesia : CSEA)も行っている1)(図1).

 最近3年間の予定帝切を除いた経腟分娩2,766例中の区域麻酔による無痛分娩の頻度は1,897例(68%)(硬膜外麻酔が1,530例,CSEAが367例)である(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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