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今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス II.硬膜外麻酔分娩の概要 硬膜外麻酔分娩を行うための設備と体制
23.大学病院ではどうしていますか.
著者: 天野完1
所属機関: 1北里大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.412 - P.413
文献購入ページに移動1 はじめに
北里大学病院では1971年の開院以来,麻酔分娩(無痛分娩)による分娩管理を行っている.当初はいわゆるバランス麻酔が中心であったが,1980年代より持続腰部硬膜外麻酔を導入し,1990年代からは第一選択の方法としている.従来の間欠投与法から低濃度局麻薬とオピオイド併用による持続投与法に切り替え,脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔(combined spinal epidural analgesia : CSEA)も行っている1)(図1).
最近3年間の予定帝切を除いた経腟分娩2,766例中の区域麻酔による無痛分娩の頻度は1,897例(68%)(硬膜外麻酔が1,530例,CSEAが367例)である(表1).
北里大学病院では1971年の開院以来,麻酔分娩(無痛分娩)による分娩管理を行っている.当初はいわゆるバランス麻酔が中心であったが,1980年代より持続腰部硬膜外麻酔を導入し,1990年代からは第一選択の方法としている.従来の間欠投与法から低濃度局麻薬とオピオイド併用による持続投与法に切り替え,脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔(combined spinal epidural analgesia : CSEA)も行っている1)(図1).
最近3年間の予定帝切を除いた経腟分娩2,766例中の区域麻酔による無痛分娩の頻度は1,897例(68%)(硬膜外麻酔が1,530例,CSEAが367例)である(表1).
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