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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス

II.硬膜外麻酔分娩の概要 硬膜外麻酔の手技

29.硬膜外麻酔に使用する薬剤について教えて下さい.

著者: 横田和美1 照井克生1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター周産期麻酔部門

ページ範囲:P.428 - P.429

文献概要

1 硬膜外無痛分娩にとって理想的な麻酔薬とは

 分娩にとって理想的な鎮痛法は,筋緊張や運動機能を保ちながらも,痛覚は遮断されている状態を提供できるものである.産婦が陣痛(子宮収縮)を感じることができればなおよい.同時に,母体にとって副作用が少なく,胎盤を通過しにくく,胎児への影響が最小限の麻酔薬が望ましい.

 これらの目的を達成するために,局所麻酔薬の濃度を低く抑えて運動神経遮断を回避し,鎮痛効果を補うためにフェンタニルを併用する方法が一般的である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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