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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス II.硬膜外麻酔分娩の概要 硬膜外麻酔の手技

35.硬膜外カテーテルの抜去時期について教えて下さい.

著者: 田中基1 田村高子1 宮坂勝之1

所属機関: 1国立成育医療センター手術集中治療部麻酔科

ページ範囲:P.448 - P.449

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1 いつ硬膜外カテーテルを抜去するか?

 硬膜外カテーテルの抜去時期についてのガイドラインは現状では存在しておらず,各施設がそれぞれの実情に合わせて行われている.

 以下に当センターで行っている方法を紹介する.われわれは,分娩中より行っているPCEA(patient controlled epidural analgesia)を会陰切開部位の縫合処置中も続行し,分娩直後のすべての産科処置が終了してから抜去していることが多い.場合により,母親が児と十分にふれあい,直接授乳をするなどの時間をあけてから抜去してもよい.会陰裂傷が大きく産後の疼痛管理が必要と考えられる場合には,産後1~2日間,PCEAを続行することもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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