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今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス II.硬膜外麻酔分娩の概要 インフォームド・コンセント
38.硬膜外麻酔分娩のインフォームド・コンセントの実際について教えて下さい.
著者: 牧野英博1
所属機関: 1医療法人牧野クリニック
ページ範囲:P.455 - P.457
文献購入ページに移動1 硬膜外麻酔分娩でのインフォームド・コンセント
本来,分娩には危険が内在している.すべての医療行為にインフォームド・コンセント(以後,ICと略)が必要なわけではなく,ある程度危険を伴う場合や,予定していた医療行為を超える場合(例 : 帝王切開を予定していて弛緩出血で子宮摘出手術が必要となった場合など)に必要となる.妊婦の理解と協力なくして硬膜外麻酔分娩は行えない.十分な説明を行うことにより,妊婦の協力を得ることができる.ICを得ず前記のような医療行為が行われた場合,医療行為に過誤がなく,結果に重大な損害がなかった場合でも,医療従事者は損害賠償を追求される可能性がある.ゆえに硬膜外麻酔分娩を施行する際には,ICは必要といわざるをえない.
本来,分娩には危険が内在している.すべての医療行為にインフォームド・コンセント(以後,ICと略)が必要なわけではなく,ある程度危険を伴う場合や,予定していた医療行為を超える場合(例 : 帝王切開を予定していて弛緩出血で子宮摘出手術が必要となった場合など)に必要となる.妊婦の理解と協力なくして硬膜外麻酔分娩は行えない.十分な説明を行うことにより,妊婦の協力を得ることができる.ICを得ず前記のような医療行為が行われた場合,医療行為に過誤がなく,結果に重大な損害がなかった場合でも,医療従事者は損害賠償を追求される可能性がある.ゆえに硬膜外麻酔分娩を施行する際には,ICは必要といわざるをえない.
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