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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス IV.硬膜外麻酔分娩の合併症とその対策 硬膜外麻酔分娩の合併症とその対策

50.硬膜外血腫の予防と対処について教えて下さい.

著者: 大島正行1

所属機関: 1日本医科大学附属第二病院麻酔科

ページ範囲:P.490 - P.491

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1 はじめに

 硬膜外血腫は,Jacksonがspinal apoplexyとして初めて報告した1).多くは抗凝固療法が関与しており,カテーテルの挿入または抜去時に硬膜外腔に血腫を生じ,脊髄を圧迫する.

産褥期は肺塞栓症を合併しやすく,近年,抗凝固療法の併用が増加しており,硬膜外血腫の合併には注意が必要である.産科症例でも,特発性硬膜外血腫の報告がある2~4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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