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今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス IV.硬膜外麻酔分娩の合併症とその対策 硬膜外麻酔分娩の合併症とその対策
50.硬膜外血腫の予防と対処について教えて下さい.
著者: 大島正行1
所属機関: 1日本医科大学附属第二病院麻酔科
ページ範囲:P.490 - P.491
文献購入ページに移動1 はじめに
硬膜外血腫は,Jacksonがspinal apoplexyとして初めて報告した1).多くは抗凝固療法が関与しており,カテーテルの挿入または抜去時に硬膜外腔に血腫を生じ,脊髄を圧迫する.
産褥期は肺塞栓症を合併しやすく,近年,抗凝固療法の併用が増加しており,硬膜外血腫の合併には注意が必要である.産科症例でも,特発性硬膜外血腫の報告がある2~4).
硬膜外血腫は,Jacksonがspinal apoplexyとして初めて報告した1).多くは抗凝固療法が関与しており,カテーテルの挿入または抜去時に硬膜外腔に血腫を生じ,脊髄を圧迫する.
産褥期は肺塞栓症を合併しやすく,近年,抗凝固療法の併用が増加しており,硬膜外血腫の合併には注意が必要である.産科症例でも,特発性硬膜外血腫の報告がある2~4).
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