文献詳細
今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス
V.無痛分娩―われわれの工夫 硬膜外麻酔―われわれの工夫
文献概要
1 はじめに
筆者は,無痛分娩として硬膜外麻酔分娩(以下,硬麻分娩)を採用している.硬膜外麻酔(以下,硬麻)は異常分娩時の児のリスクを低下させるとの報告1)もあり,麻酔分娩の希望者にはもちろん,難産因子のある例,血圧上昇例などにも積極的に行っている.それは硬麻下では筋弛緩作用による軟産道伸展性の改善,速やかな児頭下降などが得られ,鎮痛効果は産婦の鎮静,血圧の安定などにきわめて有効と思うからである.
本稿では,施行に際しての筆者なりの工夫を述べてみたい.
筆者は,無痛分娩として硬膜外麻酔分娩(以下,硬麻分娩)を採用している.硬膜外麻酔(以下,硬麻)は異常分娩時の児のリスクを低下させるとの報告1)もあり,麻酔分娩の希望者にはもちろん,難産因子のある例,血圧上昇例などにも積極的に行っている.それは硬麻下では筋弛緩作用による軟産道伸展性の改善,速やかな児頭下降などが得られ,鎮痛効果は産婦の鎮静,血圧の安定などにきわめて有効と思うからである.
本稿では,施行に際しての筆者なりの工夫を述べてみたい.
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