文献詳細
今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス
V.無痛分娩―われわれの工夫 バランス麻酔,静脈麻酔─われわれの工夫
文献概要
1 はじめに
無痛分娩の要点は,母児にとって安全で,十分な効果が得られ,分娩予後にも影響しない方法を選択することである.硬膜外麻酔が理想に近く,わが国でも1980年代後半から無痛分娩に応用されるようになり,2000年の調査では無痛分娩を提供するすべての施設が第一選択の方法と回答している(図1)1).血液凝固異常など硬膜外麻酔が禁忌の症例で(表1),無痛分娩を希望する場合がバランス麻酔,静脈麻酔の適応と考えられる.
無痛分娩の要点は,母児にとって安全で,十分な効果が得られ,分娩予後にも影響しない方法を選択することである.硬膜外麻酔が理想に近く,わが国でも1980年代後半から無痛分娩に応用されるようになり,2000年の調査では無痛分娩を提供するすべての施設が第一選択の方法と回答している(図1)1).血液凝固異常など硬膜外麻酔が禁忌の症例で(表1),無痛分娩を希望する場合がバランス麻酔,静脈麻酔の適応と考えられる.
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